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岸和田城の案内
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岸和田城は建武年間(1334-36)頃、楠木正成の代官として当地に来た和田高家が、今の野田町あたりに築い
たのが岸和田城のはじまりといわれています。
その後和泉守護細川氏や守護代三好氏、松浦氏などが居城年、その間に現在地に移されましたが、そのころは
まだ天守閣もなく、館の周囲に塀や土塁をめぐらせた程度の城館であったようです。
 大正13(1585)年、豊臣秀吉は甥の小出秀政を岸和田城主とし、秀政は城郭整備にかかり、天守閣もこの時に築かれました。
豊臣氏滅亡後、松平(松井)氏三代を経て、寛永17(1640)年、摂津高槻から岡部宣勝が入城し、以後、明治維新
で岡部氏が13代にわたって岸和田藩5万3千石を治めました。
 この間、文政10(1827)年、落雷によって天守閣は焼失し、以後長らく再建されませんでしたが、昭和29年、
鉄筋コンクリート造りで三層の天守閣が再建され、また昭和44年には城壁と私立郷土資料館とし、岡部氏の
遺品の他、武具や郷土ゆかりの民具、古文書、美術品などの展示を行っています。  
     (岸和田市立郷土資料館=冊子から、転載



     
内 部 展 示 室



天守閣展望台からの景色


アクセス:南海電鉄、岸和田駅下車徒歩約10分。
TEL:0724-31-3251

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