小地域ネットワーク活動


 小地域ネットワークは、保健、医療関係者等と住民が手をむすび、福祉課題を抱えるひとり暮らしの高齢者、ねたきりの高齢者、認知症の高齢者、後期高齢のご夫婦、在宅の障害者(児)、父子・母子家庭など周囲の援護を必要としている人や家庭を、その日常生活圏域で温かく包み込み、支えていく近隣住民を中心とした個別支援のネットワークです。

 その活動内容は、見守り、緊急対応、軽易な家事援助、ニーズ把握、情報提供、制度・サービス活用の推進、安心感の創出等であり、活動を通じてノーマライゼーションに基づく福祉の地域づくりを進めるものです。

以下のとおり5つの機能と役割があります。


福祉問題の早期発見

 訪問活動によって、地域住民の福祉に対する関心が高まり、地域での福祉問題の発生に敏感になり、早期発見につながります(他人の生活干渉にならないようにこころがけています)。



福祉情報の伝達

 ひとり暮らしの高齢者やねたきりの高齢者を抱えている家庭では、どうしても福祉制度等の情報が不足しがちです。こうした家庭に福祉情報を伝えるのも訪問活動の大きな役割です。


支援体制づくり

 福祉問題を抱えている家庭では、どうしても孤立しがちです。訪問活動によってその当事者を支え励ましていくのも大きな役割です。


緊急対応

 福祉問題を抱えている家庭では、緊急時に家庭のなかだけでは十分な対応ができません。


福祉の土壌づくり

 地域には様々な福祉問題を抱えた人が数多くいます。「一人は皆のために、皆は一人のために」の助け合いの精神を地域全体のものにするために、この活動は有意義です。


泉佐野市社会福祉協議会では、市内全域でネットワーク活動に取り組んでいます。


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