男性側準備品
結納品全般に関して
結納金は中包に現金を入れて金額を表示します。又酒肴料として別途に結納金の一割を用意される方もございます。又貴金属等の進物現品もそれぞれの飾りと一緒に結納飾り全品を持参致します。
結納品の箱は風呂敷に全て包みます。 尚風呂敷を掛ける場合は一部に掛ける場合が多いです。
** 扇子
正式には扇子を前に置いてあいさつすると聞いておりますが。
正式には挨拶に際しては座蒲団は敷きませんので各自自分の膝元に扇子を置いて挨拶を致します。扇子を前に置く事によって敷居の代わりとして、相手様に対してはひとつ自分は譲ってとなるわけです。
父 モーニング扇子 母 金銀扇子 本人 モーニング扇子
** 広蓋・袱紗・風呂敷
広蓋に半紙を敷き(塗りを保護するため)白木(へぎ)に目録・受け書を向かって右に結納金の金封箱を置き、その上に袱紗を掛けて、風呂敷を手前・左・右の順に折、最後に手前に掛けて、家紋が重なるようにします。
これを父親が持ちます。
** 家族・親族書
家族・親族書は用意する必要はありますか?
一概には言えません、本来は御縁談が整いますと、親族関係が大きく広がる事となります。そこで、地域によってはしきたりとして家族・親族書を必要としております。但し最近は双方の合意で取り交しを検討されておるようです。
尚 便箋に身上書として簡単に三親等まで書き取り交す方々もおられると聞き及んでおります。
家族書 一つの家に暮らす全員を書きます。
親族書 別居の本人の兄弟姉妹 父方の両親・兄弟姉妹
母方の両親・兄弟姉妹 をそれぞれ の住所と続柄と氏名
家族書と親族書の書き方
** この場合の家族書と親族書は御本人を基準におきます
家族書
家族書は、同居している家族で、年長者(世帯主)から記入し、家族の配偶者も書きます。 本人は一番うしろに書きます。
親族書
本人の兄弟姉妹で別所帯を持っている家族が親族の筆頭に書きます。続いて 父方 の親族 母方の親族 の順に書きます。
各親族の方は その住所を書き、その続柄・氏名となります。
本人の両親の兄・姉 --- 「伯父」「伯母」 弟・妹 --- 「叔父」「叔母」と書きます。
又 本人の直系に当る方には 続柄の下に( ) で囲み 例:「伯父」(父の兄)もしくは(母の兄)と書きます。本人のおじいさんおばあさんは 父(父の父)(母の母)となります。
** なお 昨今 この 家族・親族書を簡素化して便箋にペン書きで家族・親族の続柄を記入してお渡しする場合がございます。
この 場合も 書式は上記に準じてください。 一般的には、結婚式でならぶ席順に同(どう)じます。
よって 本人を中心とした家族・親族 となります。
** 手土産
所によります。 結納を持参してますので、あまりしない場合が多いです
が、遠方の場合はもっていくこともですが・・・。
** 御香
先方の御先祖様のお土産です。お荷物では必ず持参しますので結納ではあくまで「敬う」気持ちとなりますが、其のしきたりが全く無い地域もありますので先様に其の旨おききくださればと存じます。
女性側の準備品・調達品
** 結納返し : 袴料 別記
結納返しとは何でしょうか?
結納は本来相互で行うこととなっておりました。すなわち 婚礼で女性は小袖 男性は袴を着用しましたので現物交換でした。後に現金となり女性方へ小袖料として結納を納め、男性方へ袴料として袴結納を納めました。 これが結納の取り交わしのいわれです。
一般に結納では受書とお多芽(おため)をお渡ししております。 お多芽(おため)はお祝のおかえしです。( 例 お祝事でお心を持参した折、夫婦紙に一割のお返しをしました。)今般 結納がお互いの家族同志で行う時代を迎えて、お多芽(おため)に変わってこの袴結納が行われる事が多くなって参りました。私は両家同席にて結納を納める場合は、袴結納としておさめるのがふさわしい、と存じます
尚袴結納の額は結納金額の一割見当が相場です。
準備と進行について
準備 「緑 白」 で折られた金封にのし末広付きのセットを用意します。又 コンパクト結納飾りに紙を緑白の紙で折ったものを用います。又 一般にこれは目録がありませんが地域によっては正式に用意して結納のように取り交わすこともあります。
進行 御両家で結納を取り交わす場合は、先ほどの結納の受書の受け取りに続いて袴結納を納めます。
** 祝儀 扇子
正式には扇子を前に置いてあいさつすると聞いておりますが。
正式には各自自分の膝元に扇子を置いて挨拶を致します。扇子を前に置く事によって敷居の代わりとして、相手様に対してはひとつ自分は譲ってとなるわけです。
父親 モーニング扇子 母親 金銀扇子 本人 金銀まき絵扇子・ 房付扇子
** 掛け軸
掛け軸はどのような軸をかけますか?
祝儀に相応しい図柄もしくは墨筆です。 高砂・鶴亀・日の出です。 但し 山水は「水が流れる」と言って好まれません。
** 広蓋(ひろぶた)、 袱紗(ふくさ)、 風呂敷
結納当日、広蓋(ひろぶた)袱紗(ふくさ)風呂敷は必要ですか?
必要です。 先程の袴結納を渡す折に広蓋に置き袱紗をお掛けしてお渡し致します。
又 ホテル等で場所を設定して結納式を行う時はそれを風呂敷に包んで持って行きます。
** 結納受書
結納の受書を用意しますか?
結納の受書は目録の内容と同じでなくてはなりませんので、先方様が用意しております。よって受け方はその「領収として」出来れば印鑑を用意しておいてください。最近はその受書には受け方の氏名が結納店側で書き込まれてる場合が多いので「印を押して領収とする」のです。
尚 袴結納では目録を用意しませんので受書はありません。
床の間が右にある場合の飾り方は
一般的に向かって光りが差し込む方向が上座となります。そこで床の間は其の方向の位置に作られております。床が右にあるときは上座が右となりますので結納飾りは右から松竹梅と飾ります。一方上座が左の場合は左から松竹梅と飾ります。
但し一台に飾りがセットされてる場合もしくは「のしと扇子」がセットされてる場合
は床の向きに関係なく右にのし左に扇子を配置するのが原則ですから松竹梅も必ず右から飾ります。
結納飾りは、床の間の上に飾ってもいいですか?
通常床の間の上には掛け軸を掛けて生け花(松)をいける為に使っておりますので、結納飾りは置かないのが一般的です。但し1週間弱結納を飾りつけて置きます関係で場所等の事情があるときは床の間に結納飾りを置くことも柔軟に対処していただいて結構です。其の場合は毛氈をひきましょう。
レストランで簡単に顔合わせを兼ねた結納の場合は
レストランであれ料亭であれ場所を借り切った場合は基本的に入り口から遠い方が上座となりますよってそちら側へテーブルをセットされてる場合がおおくありますのでそちらへ結納飾りを飾ってください。それよりも前もって担当者にテーブル等の置く場所を用意していただくのが一般的です。
実は受け方に床の間がないのですが其の場合の置き方は
お部屋に入られて向かって光りが差し込む方向が上座ですからそちらからお飾りください。一方入り口から遠いところへ飾っていただいても結構です。要は受け方に事前に伺って置く事が肝要です。
結納飾りを先様宅にて飾るに際して。一室でお飾りと挨拶ができますか?
結納セットは毛氈を敷きそこに飾られております。そこで毛氈の面積と畳みの枚数とに比較して畳みの枚数を確認しておきます。例えば180x180の毛氈に結納が飾られてる場合は畳み2枚にそうとうします。そこでおさめる相手側で(女性側の和室が一室の場合では)お飾りする所は2畳は必要ですから残りに3名x2で6名がすわる場所が必要となります。よって約4畳の場所が必要となりますから6畳以上となります。いずれにしても結納を飾って挨拶の場合は毛氈と畳み3枚の部屋にかざることなりますので、前もって本人達であるていど想定していただければ幸いと存じます。
当方では結納を受けての挨拶の場所が手狭です。(座して挨拶する和室が)-
本来は結納は其の飾りを置いてのちその進物品を含めて結納としますので、何も飾っていないのに「かくなる物を納めます」で誠意にかけるでしょう。そこで相手に対して失礼なので結納はすべて飾って後に挨拶となるのです。従って女性側(受け方)が承認した上では上記の例にあたりません。
そこでその一案として[挨拶の後結納を飾ります]を参照してください。
[式次第] 納め方
仲人なしで両家の相互交換で行いますが進行は・・・
進行役はいりません。玄関で黙礼して、部屋に通ります。 最近は結納を飾る部屋を一旦しめて、納め方全員ですみやかにお飾りいたしましょう。セッテイングが完了すると、その旨を先方に伝えて下さい。
その後に納め方の親御さんが受け方の親御さんへ「口上」をもって結納の目録をお渡しください.
[ 進行と口上 ]を参照
結納を先様の家に直送したいのですが。
恋愛の場合は遠方へ訪問されますので、交通手段がJR・飛行機となります。よって結納のお飾りを宅急便で先方へお送りする場合もあります。其の場合は先方へ必ず了解を得て、前日より少し余裕をみて、良い日を選んで送られると良いでしょう。
ホテル・レストラン・料亭で結納式をされる場合はその担当者宛に其の旨 を伝えて了承ののち当日の数日前に着くようにして送ってください。 尚、発送伝票を連絡して置く事を勧めますが。
レストラン・料亭等で顔合わせを兼ねた簡単な結納を致しますの司会進行は?
[会食重点の場合] 個室を予約して、結納飾りを置くテーブルを用意しておいて下さい。結納を飾ったあとに上記のように納め方の親御様が挨拶いたします。式のあと自由に会食となります。
[結納式と会食の場合] 其の場合は司会進行役の方がおられますので、その担当の方の指示で進行してください。
[仲人様がおられます] 仲人様がおもに司会と進行をして両家の間をとりもちます
婚約指輪の贈呈はするのですか?
最近は正式に結納の取り交しの後に、御本人同士の挨拶を兼ねて、エンゲージリングの婚約披露と記念撮影をしておられるときいておりますよ。
結納金の帯は、どう致しましょうか?
銀行印をした帯です。一般的に新券は数えるに手間が大変です。よって銀行承認印で確認とすればあえて帯をとることはないでしょう。 銀行の帯をつけて結納金といたしましょう。 尚 小切手は不向きです。切手(きって)といいますから。
{式次第} 受け方
{ 玄関では新郎側(納め方)を出迎えるべきですか?
女性側は家族全員で出迎えるのが礼儀とされております。 最近は到着時間が入りますので、駐車場の手配もあり、役割を決めて、出迎えましょう。お互い玄関では黙礼をして部屋へ通っていただきます。
男性側が飾り附けしてる間の女性側の対処について。
女性側の準備で記しました、受け方の確認となります。「何かお手伝いすることがございましたらお申し付け下さい」といってその場あとにすることもありますが、できれば前もって其の流れを伝えて当日はすみやかに進行されるのが望ましいと思います。
座布団は最初からお出しするのですか?
一般的に儀式では無しとされております。 従って自宅での結納式の場合は事前に部屋・着座の位置(順番)は確認しておいて納め方へ連絡してください。 納め方の結納飾りをみて(畳みに対して毛氈をみて)着座の位置を想定して当日すみやかに着座いたしましょう。
連絡済の時は納め方はそちらへ着座してますので、受け方は其の対面相手の場所へすみやかに着座がかのうだからです。(座布団を敷いてないためです) 尚 扇子は其の為に必要となります
結納式のあとお茶をだれが出しますか?
まず 座布団を出します。これは決まってません。続いて 御本人同士のエンゲージリングの披露おする場合もありますがその後に本人がそれぞれの親へお茶と菓子を出します。(今後ともよろしくとして)尚 振袖の袖には注意してくださいね。その後に歓談の後会食となります。
御仏壇があります。開けておくのですか?
御仏壇は仏様(ほとけさま)でなく、御先祖様(ごせんぞさま)へ婚約の御報告をする意味でも開けておいて下さい。この婚約は御先祖様あってのことですので結納のお飾りも一緒にみていただきましょう。 又 男性側もお参りされる場合もありますので。
** 全般
結納飾りはどのように処分すればいいですか?
御処分は正月の吉兆などの「どんどだき」のおりにお飾りを出来るだけかさを小さくして(松等は枝を根元を曲げて)袋にいれてお正月かざりと一緒に処分されておられるようです。又一方最近は婚約記念として額飾りやリース飾り・羽子板飾りにリフォームされておられる方もございます。当店でもお手伝いをさせていただいてますのでご検討のほどよろしく。
[男性の場合]
男性の略礼服には靴下の色は何色? ネクタイは? 靴は?
靴下の色は黒でしょうね、縞々のもありますが、それはモーニング着用のときに使用しております。
ネクタイの色は白です。縞々は靴下同様モーニング用です。又シルバーグレーのものでもOKですが白が無難です。
靴はできれば黒でひものついたものが正式です。ローファーとかのひものないものは略式です。
ダークスーツの場合のシャツ・ネクタイは?
シャツは白が無難、フォーマルにはカラーシャツは不向きでしょう。いわゆるリクルートスーツのような感じと受け取ってください。 見た目に派手な様相は軽く受け取られますのでネクタイもおとなしめが無難でしょうね。
[女性の場合]
洋服か着物かどちらがよろしいでしょうか?
これは難しいところです。 基本は両家が同等の様相となりますが、季節や車で行ける範囲とそれ以外の遠方の場合と千差万別ですから、納め側が列席当日の服装を納まる側へ連絡しておく配慮が宜しいと存じます。
洋服の場合何をきれば?
御主人の服装に准じますがフォーマルな席では紺などのダークスーツとなりますが、季節により無難な色のワンピースなどで出席される方もおられます。その場合はパールのネックレスなどでフォーマル感を補うとよいでしょう。要は列席者の雰囲気にあわすということです。
着物は黒の留袖(紋付)ですか?
着物の場合、黒の留袖(紋付)、着られると最上位の正装となりますので同伴の御主人はモーニング以上の正装となります。従って結納の席ではその面で浮き上がりますので非常に少ないと言えるでしょう。結納に着物で列席される時は回りの状況にてらして附下げ・訪問着・色無地といったところでしょうか、つまり紋のついてないものが一般的です。
尚 娘様は振袖が一般的です。そこでお母さまは場合によりまして、色留袖を着用される方もおられますが。
当日の服装全般に関して
当日の服装に関してアドバイスを頂きたいのですが? (納め方の服装)
一般的には、準正装で行われる事が多いです。 御結納の受け渡しに際しまして最近は御両家で行われますので双方の親御様との取り交わしとなります。その折にやはり納め方の親御様はお客様となりますので、服装は受け方の親御様の服装に対して下位になりますとあまりよろしくはありません。よって 前もって服装を取り決めておくことをお勧め致します。正装で伺うか。遠方故に略装で伺うか。一般的に準正装で伺うかを。
結納を受けるに際して其の時の服装の対処について (受け方の服装)
納め方の服装に合せて準正装ですね。おそらく先方から娘様へ当日の服装の連絡が前もって入りますのでそれにてらしてきめておられますよ。何の打ち合わせもなく式当日、両家の代表者が向き合って口上をもって目録等の受け渡しとなったとき、客位の納め方の服装が受け方の服装に対して下位とした時に、「失礼に当たる」となりますね、ですから服装の打ち合わせがなによりも重要なのです。前もって服装が分かってる時は受け方の了解の上となりますから服装は下位とはならないからです。
結納当日の服装は両家で話し合って揃えると良いでしょう。
|
正 装 |
準 正 装 |
略 装 |
仲人 男性 |
モーニング |
略 礼 服 |
ダークスーツ |
仲人 女性 |
色 留 |
付下げ 色留 訪問着スーツ ワンピース |
スーツ ワンピース |
父 |
モーニング |
略 礼 服 |
ダークスーツ |
母 |
色 留 |
付下げ 色留 訪問着
スーツ ワンピース |
スーツ ワンピース |
本人 男性 |
略 礼 服 |
略 礼 服 |
スーツ |
本人 女性 |
振 袖 |
振 袖 訪問着
スーツ ワンピース |
ワンピース |
** 一般的には、準正装で行われる事が多いです。 御結納の受け渡しに際しまして最近は御両家で行われますので双方の親御様との取り交わしとなります。その折にやはり納め方の親御様はお客様となりますので、服装は受け方の親御様の服装に対して下位になりますとあまりよろしくはありません。よって前もって服装を取り決めておくことをお勧め致します。
挨拶は暗記しなければいけませんか?
別に暗記することはありません。只緊張で「どわすれ」もありますので「書いた物」を用意しておきましう。要は相手様に誠意の気持ちを、自分なりの素直な言葉で伝えればよろしいでしょう。
例文 : 本日はお日柄もよろしく、婚約の印として結納を持参致しました。何卒幾久しくお受け下さいますよう、お願い申し上げます。
[口上と進行]を参照して下さい。
新郎本人からもあいさつがあるようですが、するのですか?
「二度同じ挨拶」はあまり好まれません。が、あいさつと言うより簡単なお礼程度を目録の取り交わしのあとでされておられる場合もございます。又正式な結納の取り交わしの後でエンゲージリングを二人で披露する時に御本人から婚約のお礼を述べられる場合もあるようですよ。
[御両家挨拶全般]
結納金なしで、指輪もしくは貴金属のみの結納でも、挨拶をするのですか?
指輪は本人個人の気持ちと受け取られますので、本人が披露をかねて二人で行うようです。よって先ほどの様にエンゲージリングを女性の指にさして、女性側から時計等の男性用装飾品を男性側に進物する場合もあるようです。つまり 本人同士の結納と袴結納の相互取り交しと解釈してください。従って挨拶は本人が致します。
[貴金属を納める]
父親がない場合、誰が挨拶をするのですか?
関西地方では結納では親同士の挨拶ですから母親が挨拶致します。が、父親に代わり新郎の兄か義兄がする場合、「仲人がわり」に親戚の伯父さんにお願いする場合もございます。たまには本人がする場合もあります。
いずれにしても御家族で御相談なさって決めて下さい。
とにかく口下手の上に挙がり性で挨拶はと・・・・。
「本日は婚約の印として結納を持参しました」を心で言って『幾久しくお受け下さい(ませ)」これだけです。又受け方も『幾久しくお受け致します』ですよ。
婚約に際して結納を両家で取り交します。その節の「進行と口上」はございますか
受け方(女性側)宅へ結納を持参する場合 [御両家での結納式]
受け方が納め方へ袴結納を納める場合 [袴結納を納める]
挨拶の後で結納を飾ります。 [挨拶の後で結納を飾る]
婚約記念品として高砂人形と指輪を納める場合
[婚約記念品を納める]
ホテルで結納を飾る場合の進行と口上は
仲人(司会進行役)を交えての結納式の場合は [同時交換]
御両家のみでお部屋を予約した場合は、式次第は受け方の自宅とは場所が
代わる形ですので、「お部屋」は女性宅と同じですから 口上は
[御両家での結納式]
[挨拶の後で結納を飾る]
私共では仲人様が結納を先様宅へ持参して頂くこととなりました。
仲人様はお預かり・持参・報告と両家を往復致しますので [仲人挨拶]を参照
要旨 : 結納飾りを飾ると納め方3名・受け方3名が並んで挨拶をする場所が和室一室のみの場合(他は洋室)は洋室にて御挨拶となるのですが、やはり結納が日本のしきたりの為に和室にての両家の挨拶を望む場合の一案です。
進行と口上 :
男性側(納め方) 御結納飾りを車へ目録等を持参して出発。受け方へ其の旨電話。
到着約5分前に再度其の旨を電話で連絡。
女性側(受け方) この時に女性側は従来は家族で出迎え致しますが、御本人(お嬢様)のみで玄関で出迎えます。そして御両親は和室にてお待ちします。其の場合は下座でお扇子を前にして座布団を敷かずにお待ちください。
男性側(納め方) (駐車場への配慮は事前に) 結納飾りを持参して全員到着致しますと、玄関でお嬢様の出迎えを黙礼で受け、そのまま案内で和室へと通ります。
そこで黙礼してすみやかに定位置に扇子を前に座ります。順位は父・母・本人です。
そして受け方は上座 受け方は下座となります。 尚結納飾りは箱に入れて本人の横においておきます。(座布団は敷きません)
*** ここで挨拶となります。
男性側(納め方) 「 本日はお日柄もよろしく、婚約の印として結納の品々をおさめるため持参しました。何卒幾久しくお受け下さいます様、お願い申しあげます。」
* と述べて、風呂敷を取り、広蓋(目録)を受け方が正面になるように向きを変え袱紗を掛けた状態で挨拶して、手渡し致します。
女性側(受け方) 「 幾久しくお受け致します。」
* と述べて、広蓋(目録)を受け取ります。
男性側 「それでは本日持参いたしました御結納飾りをここへ飾らせて頂きます。」
女性側 「どうぞ 宜しくお願い致します。私達は受け書の準備がございますので退座させて頂きます。」
*** 受け方は全員で別室へ
*** 男性側は持参した結納飾りを飾ります。
*** 飾り附けができますと。其の旨を受け方へお知らせします。
男性側の父親と女性側の父親のみで結納飾りを前にして着座します。
女性側父親 「 本日は誠にお心のこもった御結納の品々を頂戴し、ありがとうございました。結納の受書でございます。」
と述べて納め方が正面になるようにして受け書を手渡しします。
男性側父親 「 ありがとうございます。」と述べて受け書を受取ります。
以下は従来と同じ進行となります。
両家挨拶全般 |
御家族で直接 先様へ結納を持参する場合 |
要旨 : 御家族で結納を納めに参ります。最近は御両家の親睦を兼ねて受け方の自宅へ結納を持参します。納め方は結納飾りと目録を持参致します。受け方は[受け方の準備]を参照して当日の進行にそなえてください。
進行と口上 :
男性側(納め方) 出発に際し御結納飾りを箱へ納めます。続いて目録・受書・金封箱を広蓋に袱紗を掛け風呂敷にて包みます。目録(広蓋)を納め方の代表(父親)が持ち 結納飾りを車に積み家族で出発致します。 先様へ到着の前に電話でそのむねを伝えます。
女性側(受け方) 到着の連絡を受けて駐車場の手配をした上で、受け方の御本人と両親が揃って玄関で黙礼で出迎えます。
女性側 男性側をお部屋に通します。
男性側 「お床 はいしゃくいたします」 と 挨拶します。
女性側 「どうぞよろしく。 それでは私達は別室でお待ちします」
と述べて別室へ(お部屋の障子等を閉めます)
男性側 結納を全員で飾ります。 床の前に松を光が差し込む方向に飾ります。右床では 右側 左床では。そしてこれを基準にして飾りつけます。
** 飾付けはそれぞれのお店で様式が異なります。但し 一つの台のセットの場合は向きに関係なく 熨斗は右 扇子は左 金封(指輪)は中央です。当店のカタログを参照してください。
男性側 「飾付けが出来ましたので御挨拶させて頂きます」
と言って先様へお声を掛けて下さい。
** 上手(松側)に納め方 下手(梅側)に受け方が座り 目録の納め方と受け方の代表はかならず向き合って下さい
男性側 「 この度は、お嬢様 ** 様 と ** との婚約を御承諾頂き 誠に ありがとうございます。」(これを省略する場合あります)
「 本日はお日柄もよろしく、婚約の印として結納の品々をおさめるため持参しました。何卒幾久しくお受け下さいます様、宜しくお願い申しあげます。」
* と述べて、風呂敷を取り、広蓋(目録)を受け方が正面になるように向きを変え袱紗を掛けた状態で挨拶して、手渡し致します。
女性側 「 誠にお心のこもった御結納の品々を頂戴し、厚く御礼申しあげます。 幾久しくお受け致します。」
* と述べて、広蓋(目録)を受け取ります。
別室にて目録・金封箱を確認し、受書の自分の名に領収致しましたとして「印」を押し、 納め方の広蓋に受書をヘギに載せて置き袱紗をお掛けして、納め方の前の席につきます。
女性側 「 本日は誠にありがとうございました。結納の受書でございます。」
と述べて納め方が正面になるようにして手渡しします。
男性側 「 ありがとうございます。」と述べて 受取ります。
* その後 その場にて受書を拝見する場合 (それでは)「 受書を拝見させて頂きます。」
と述べて 受書を確認して 「 確かに、受書を受領致しました。ありがとうございました。」 と 挨拶し、受書渡しで 終了致します
** 最近の流れから ここで 袴結納を受け方(女性側)より納める場合があります。
-- 袴結納を省略するとき --
** この後 昆布茶 桜茶および 干菓子紅白まんじゅうで歓談し、頃合を見計らって 祝いの膳を出します。
又 別室に膳を用意するか 別に場所を設ける場合もあります。
** 留意点 結納で受書を受取ります。其の時 持参した 納め方の広蓋・袱紗を結納と一緒に飾りそれを預けておく事があります。これは、納め方(男性方)の家紋をみて後日 祝儀盆袱紗風呂敷をお嫁さん専用に使う為に用意することがあります。
その 参考として 家紋の広蓋を預けます。なおこの件はあくまで任意ですので各納め方にて決めて下さい
要旨 : 昨今 結納をホテル等でする場合があります。この場合 両家のみ 家族同席 仲人同席と種々ございます。両家・家族同席では、おもに挨拶は受け方の自宅に同じます。
こちらでは 進行に際しては、司会役(仲人)が納め方 受け方 の間を取り持って行います。
結納の飾り付け : 其の飾り手は 男性側(納め方)自身で飾り付ける。・納め方から預って 仲人夫人が飾付ける。・会場側で飾り付けをする。・私達 結納店が出張して結納を飾り付ける。(時間厳守 飾付け終了にて退席致します。)等により会場の指示で所定の場所へ結納を飾ります。
仲人(司会役)同伴の口上と進行
仲人(司会役) 「 御両家樣、御縁談 相ととのいまして おめでとうございます。本日は吉日でお日柄もよろしく 誠におめでとうございます。ふつつかながら私が、謹んで本日の大役 結納の儀の進行を努めさせていただきます。」
と 挨拶して 納め方に(よろしくと)目を向けます。
納め方(婿親) 「 この度は、御丹精にお育てのお嬢様と息子との婚約にご承諾くださいまして誠にありがとうございます。
御婚約の印として結納をお納めさせて頂きます。どうぞ 幾久しくご受納くださいますようよろしく おねがい致します。」
と 挨拶して 目録を受け方へ向けて手渡します。
** 会場によっては直接手渡し出来ない場合(テーブルの状況で)納め方と受け方の
間を取り持つ役割を決めておいて下さい。尚其の場合は取り持ち役へわたします。
受け方(嫁親) 「 只今は誠にご丁寧なお言葉を賜りまして、ありがとうございます。」
その上結構な御結納を頂きまして、厚く御礼申し上げます。幾久しく受納致します。」
と 挨拶・御礼を述べて目録を受取り、別室に行き受け方全員で目録を確認し、受書の自分の名の所に受領したとして「印」を押し、納め方の広蓋にヘギと共に受書をいれて、袱紗を掛けます
再び受け方が着座して
受け方(嫁親) 「 受書でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。」
と 述べて 仲人様(取り持ち役)へ手渡します。
受取った広蓋を持って納め方の父親の席へ行き、
「 * * 樣よりのお受書でございます。どうぞ、お納めくださいませ。」
と述べて一礼し、納め方の父親に手渡します。
納め方(婿親) 「 ありがとうございます。確かにお受けさせていただきます。」
と 一礼して、受書を受取ります。
この後 仲人様へ 両家より 本日の御礼をする場合
仲人様への御祝儀は少し失礼となりますので、前もって「お多芽」を両家で用意しておきます。又 表書きは 「壽」と記します 尚 結納金の一割とします。
この「お多芽」セットを代表して 受け方の広蓋に入れ袱紗を掛けて用意します。
受け方(嫁親) 「 本日は 結構な御結納を頂きありがとうございました。
こちらは こころばかりのお多芽でございます。どうか 御受納下さいませ。」
と 挨拶して 納め方(婿親)に手渡します。
納め方(婿親) 「 お心のこもった お多芽ありがとうございます。ありがたく 受納致します 」
と述べて お多芽を受取ります。
続いて そのお多芽を、本人(新郎)が仲人の所へ持って行き、
両家の父親もしくは 婿親 「本日のお役目 大変ありがとうございました。こちらは 私共 よりの御礼の気持でございます。どうか よろしく 受納くださいませ。」
とふたりで述べ (婿親が代表して述べ)
本人が仲人様へ袱紗を掛けて一礼して手渡します。
仲人 「 御両家のお気持ちありがたくお受け 致します。」
と御礼を述べます。
本人様が着座してから
納め方(婿親) 「 本日の結納の儀 つつがなくあい整い、誠に おめでとうございました
両家の父親 「 おかげさまで私共両家の婚約がめでたくあい整いました。誠に ありがとうございました。」
と 御礼の口上を述べて
両家同席の仲人臨席による 同時交換・結納の儀はめでたく成立致します。
この後 祝い膳をもち一同で会食をします。
要旨 : おもだって 先程の両家同志の結納の納め方と同じですが
仲人様の場合は両家を往復致します。 よって 口上が異なります。
納め方宅
仲人様を家族そろって(玄関で出迎え)簡単な挨拶をしてすぐ床の間に通します。
** 御結納飾りをすでに箱にいれてる場合はすぐ挨拶となります。
仲人様の到着を待って結納飾りの状態を見て頂く場合は仲人様と一緒に結納飾りを箱に入れます。そして 結納飾りの箱と目録をおいて挨拶となります。
使者(仲人) 「 本日はお日柄もよろしく誠におめでとうございます。
御両家の御婚約がめでたく整われ祝着に存じます。本日はふつつかながら私が * * 家様へ御結納を納める使者としてお伺い致しました。お役目謹んで勤めさせていただきます。 」
納め方(婿親) 「 本日はご多忙の所 大変お世話になります。おかげさまで良縁に恵まれ喜んでおります。 * * 様へ結納の品 お納め下さいますようお手数ではございますがよろしくお願い致します。」
使者(仲人) 「 承知致しました * * 家様への結構な結納の品々、めでたくお預かりし喜んでお届けさせていただきます。」
使者は目録の広蓋を持ち 納め方宅を出ます。
受け方宅(女性宅)
玄関で簡単な挨拶をし床の間へ通り 結納を飾り付けます。
( ここで 障子をしめる場合があります。)
結納が飾付けができました件を受け方様へ伝えます。
使者(仲人) 「 この度はお嬢様 * * 様と * * 家の * *様との
御婚約を承諾頂き誠に祝着に存じます。本日はお日柄もよろしく 御婚約のしるしとして* * 家様からの御結納をお届けにあがりました。
何卒 よろしくお納めくださいますようにとのお言葉でございます。どうか 幾久しく御受納くださいますようお願い申しあげます。」
受け方(嫁親) 「 本日はお忙しい所 誠にご苦労様でございます。ふつつかな娘ではございますが おかげさまで良縁が整いありがとうございました。御丁重な結納のかずかず ありがたく幾久しく受納致します。」
** 目録を受取り 別室にて確認ののち受書に印を押して
お多芽(おため)を用意して、使者の前に着座します。
受け方(嫁親) 「 本日は誠にありがとうございました。御結納の受書でございます。どうぞ おあらための上* * 様によろしくお伝え下さいますようよろしくお願い申し上げます。」
使者(仲人) 「 承知致しました。」
と挨拶し 受書をその場で確認し
「 確かにお預かり致します * * 家様にお言葉お伝えの上お届けに参ります。」
受け方(嫁親) 「 ご足労お掛けし ありがとうございます。又 お役目ご苦労様でございました。お多芽でございます。どうかよろしくお願い申しあげます。」
お多芽 を使者に渡します。
使者(仲人) 「 ありがとうございます。」
ここで めでたく 結納式は成立し、歓談 会食の後
使者は納め方へ報告に参ります 又 そのむねを連絡します。
納め方宅 玄関で出迎え すぐ床の間か別室へ
使者(仲人) 「 ご結納 滞りなくおさめて参りました。これは * * 様よりの受書でございます。御結納の品 幾久しくおおさめいただきました。よろしくとのお言葉でございました。」
納め方(婿親) 「 お役目大変ご苦労様でした。受書 確かに頂戴いたします。 おかげさまで結納の儀を滞りなく行うことが出来ました。本日は誠にありがとうございました。」
*** 前もって 結納の際の「お多芽」を仲人様への当日の礼してその旨を伝えてる場合はそのまま仲人様は納め方への報告は仲人の所存です。
その打ち合わせが無い時は
使者(仲人) 「 ご結納 滞りなくおさめて参りました。これは * * 様よりの受書でございます。御結納の品 幾久しくおおさめいただきました。よろしくとのお言葉でございました。」
「尚 こちらは * * 様よりの「お多芽」でございます。どうぞ おあらためください。」
納め方(婿親) 「 お役目大変ご苦労様でした。受書 確かに頂戴いたします。 おかげさまで結納の儀を滞りなく行うことが出来ました。」
前もって結納の1割りを「壽」と書き両家の名を記した金封を用意しておきそれを「お多芽」に変えて仲人様へ
納め方(婿親) 「こちらは、本日の両家よりの気持ちでございます。お納めくださいませ。 本日は両家の為のご足労お掛けいたしまして、誠にありがとうございました。」
となります。
これで結納式の当日一連の挨拶は終了いたします。
[要旨] 結納は本来相互で行うこととなっておりました。すなわち 婚礼で女性は小袖 男性は袴を着用しました。時がたち現品から結納金となり、女性方へ小袖料として結納金 を納め男性方へ袴料として袴結納(金)を納めました。 これが結納の取り交わしのいわれです。
一般には、結納の受書とお祝のおかえしとしてお多芽(おため)をお渡ししております が、これが両家同席にて納めるに場合は、お多芽(おため)に変わって納め方へ袴結納と しておさめるのがふさわしい、と存じます。
[準備] 緑 白 で折られた金封にのし末広付きのセットを用意します。
又 コンパクト結納飾りの紙を緑白の紙で折ったものを用います。又 一般にこれは目録 がありませんが地域によっては正式に用意して結納のように取り交わすこともあります。
[進行と口上]
( 男性側 「 ありがとうございます。」と述べて(受書)を受取ります。)
** 先ほどの結納の受書の受け取りに続いて 袴結納を納めます。
* 受け方の広蓋に半紙をひき(台で塗を傷めぬ為)袴結納セットを置きます。
尚目録は用意致しません。(袱紗をかけることもあります)
受け方(女性方) 「 先程は結構な御結納を頂きましてありがとうございました。
本日は** 様(男性名)への袴結納を納めさせて頂きます。何卒幾久しくご受納くださ いませ」
と 挨拶して 先方が正面になるよう広蓋をもって手渡しします。
納め方(男性方) 「 誠にお心づかいありがとうございます。 確かに袴結納受領 致します。二人の婚約が成立しおめでとうございます。」
と 挨拶して 両家隣接の結納式は成立となります。
** この後 昆布茶 桜茶および 干菓子紅白まんじゅうで歓談し、 頃合を見計らって 祝いの膳を出します。
又 別室に膳を用意するか 別に場所を設ける場合もあります。
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[意 義] 結納は本来相互で行うこととなっておりました。すなわち婚礼で女性は小袖 男性は袴を着用しました。時がたち現品から結納金となり、女性方へ小袖料として結納金を納め男性方へ袴料として袴結納(金)を納めました。 これが結納の取り交わしのいわれです。御養子様の場合は 納め方が女性側 受け方が 男性側となります。
一般には、結納の受書とお祝のおかえしとしてお多芽(おため)をお渡ししておりますが、
これが両家同席にて納めるに場合は、お多芽(おため)に変わって納め方へ小袖結納として おさめるのがふさわしい、と存じます。
[準 備] 赤 白 で折られた金封にのし末広付きのセットを用意します。
又 コンパクト結納飾りの紙を赤白の紙で折ったものを用います。
又 一般にこれは目録がありませんが地域によっては正式に用意して
結納のように取り交わすこともあります。
[口上と進行]
* 受け方の広蓋に半紙をひき(台で塗を傷めぬ為)小袖結納セットを置きます。
目録は用意致しません。 (袱紗をかけることもあります)
受け方(男性方) 「 先程は結構な御結納を頂きましてありがとうございました。
本日は** 様(女性名)への小袖結納を納めさせて頂きます。
何卒幾久しくご受納くださいませ 」
とあいさつして先方が広蓋が正面になるようにして手渡し致します
納め方(女性方) 「 誠にお心づかいありがとうございます。確かに小袖結 納受領致します。 二人の婚約が成立しおめでとうございます。」
と 挨拶して 両家隣接の結納式は成立となります。
** この後 昆布茶 桜茶および 干菓子紅白まんじゅうで歓談し、 頃合を見計らって 祝いの膳を出します。
又 別室に膳を用意するか 別に場所を設ける場合もあります。
御結納は致しませんが、やはり私達としては婚約記念品として、高砂の人形をケースにいれて納め、息子はエンゲージリングを送ろうとおもっていますが、どのようにすればよろしいでしょうか?
それは大変結構な事ですね。 高砂は共に白髪となるまで健康で勤勉に家庭を築いて行くのに相応しい由来もありますので、この婚約の記念品としては大変適しております。 そして ケースに入れて新婚家庭に末永くお飾りしておくことでしょう。又女性側の御両親にとっても納め方(男性側)の両親の誠意が伝わりますので是非とも当社としましてもお勧めいたします。
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高砂人形と(指輪)を納める次第(進行)と口上
納め方の両親と本人 : 高砂人形を箱に入れ、ケースと指輪をもって納め方へ
受け方 ; 玄関で出迎え黙礼してお部屋へ
納め方 : 高砂人形を箱からだし、ケースに尉を向かって左に置き、指輪を飾ります。
この間は時間はかかりませんので御両家同室で納め方がセッテング致します。
納め方(父親) : 「この度は御縁談合い整いまして喜ばしく存じます。本日は私共のほんの気持ちではありますが婚約の記念として高砂の人形を納めさせて頂きます。若い二人の末永くの幸せを念じて新婚家庭に飾って頂ければ幸いと存じます。」
受け方(父親) : 「お言葉恐縮に存じます。また娘に対するお気づかいに感謝致します。私共も若い二人の幸せを念じてありがたくお受け致します。」
納め方(本人) : 「私達へのお言葉ありがとうございます。本日は私の婚約の印としてエンゲージリングを持参しておりますので。この場で御披露させて頂きます。」
と述べて婚約相手の指へはめます。
受け方(本人) : * 指輪を差し出して「ありがとうございます。私達は本日婚約に到りました。」
本人同志 : 「私達は本日より新しい家庭に向かっての準備を進めて参りますので鞭撻(べんたつ)のほどよろしくお願いいたします。」
以上で本日の記念品の贈呈式は終了いたします。
結納での指輪とは其の主旨が、婚約記念品の傾向がつよくおもわれておりますので御本人からの女性側の本人様への進物となります。 もちろん結納はそれ自体が本人様への進物であることに変わりませんが結納金と指輪ではやはり現金と現物との違いがあるでしょう。只指輪(エンゲージリング)は結納金とのおりあいから指輪代に充てる場合もある事も事実です。そこで 結納金に代わってエンゲージリングを納める方もおられます。が一般的に指輪は本人からの婚約の「区切り」としての「結納」となりますので、本人同志の受け渡しとなります。
進行と口上
納め方 : 指輪は結納の進物品の為、簡単な指輪飾りに台にのせて納めます。よってそれを箱に入れて持参します。 到着に際して電話する。
受け方 : 連絡を受けて家族で出迎え黙礼をしてお部屋へ通っていただきます。
納め方 : 箱から指輪飾りを出して、毛氈を敷き台に飾ります。鑑定書を開いておきます。
続いて 本人 父親 母親の順に上手に納め方 下手に受け方が座蒲団を敷かず、扇子を前にして座します。
納め方(本人) : 「本日はめでたく御両家御臨席頂き、私達の婚約に際して、* * 様へ指輪を納めるに到りました。何卒幾久しくお納め頂きたくお願いいたします。」
納め方(父親) : 「本日の喜ばしい婚約に際して、* * 様(女性名)との御縁談承諾頂きありがとうございます。 今後とも末長くおつき合いの程、どうか宜しくお願い申し上げます。」
受け方(父親) : 「誠に心の篭ったお言葉ありがとうございます。 こちらこそどうか宜しくお願い申し致します。」
** 指輪に対して受け方より 「袴結納」に代わってもし女性側で時計等の[婚約記念品の交換を行う場合は]
受け方(父親) : 「本日の婚約式に際して私の気持ちとして、* * 様(男性名)へ本日の記念品として ** を贈らせていただきます。幾久しくお受け下さいませ」
納め方(本人) : 「ありがとうございます。ありがたくお受けいたします。」
「本日は皆様方の御配慮を持ちましてこのような結納式を迎える事が出来ました。さて、この喜ばしい機会に際して、持参致しましたエンゲージリングを披露させて頂きます。」と言って指輪と時計等を出して、婚約相手の指にはめて、(男性も同じく)
本人同志(二人) : 指輪を差し出して、時計をはめて、うれしそうに 「ありがとうございました」
本人同志(二人): 「私達は本日より新しい家庭に向かっての準備を進めて参りますので、皆様には私達への御鞭撻(べんたつ)のほどどうかよろしくお願いいたします。」
以上で結納式は終了致します。
** この後 昆布茶 桜茶および 干菓子紅白まんじゅうで歓談し、頃合を見計らって 祝いの膳を出します。(時間
又 別室に膳を用意するか 別に場所を設ける場合もあります。
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