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大阪府岸和田市の認定補聴器専門店 藤田ヒヤリングセンターです。

電話およびFAXでのお問い合わせはTEL.072-422-4600受付:AM10:00〜PM5:00/火曜日定休

補聴器について質問形式で説明します

その他の質問

1 : 補聴器ってなに?
2 : 誰でも聞こえるようになるの?
3 : 値段のちがいは?
4 : 見えない補聴器ってあるの?
5 : 補聴器を使ってうまく聞き取るには?
6 : 神経性の難聴には、補聴器はダメなの?
7 : 使用するときの注意点は?
8 : デジタル補聴器、コンピューター補聴器ってなに?
9 : 雑音が多く、困っているが?
10: 大きな声や物音が大きく聞こえすぎて頭にひびくが?
11: 自分の声が、ひびく、こもるが?
12: ピーピーといやな音が発生するが?
13: 耳栓が、抜けてくるが?
14: 音量、ボリュームをうまく調整するには?
15: 身体障害者手帳について
16: 早口で話されると何を言ってるのかわかりにくいが?
17: もっとカラフルな補聴器ってないの?

「よくある質問」に戻る。


1:補聴器ってなに?


目が見えにくくなってくるとメガネをかけるのと同じで、耳が聞こえにくくなった方が聞きやすくする為に使用する機器が補聴器です。
一般に、耳が聞こえにくい、遠いことを「難聴」「聴覚障害」と言います。

もちろん一言で「難聴」「聴覚障害」といっても、人それぞれ聞こえの程度や障害のある部分が違います。
したがって、補聴器もメガネと同じで、どれでもいいわけではなく、個人個人の聞こえの程度と使用目的、使用環境に見合った補聴器を装用しなければいけません。

補聴器そのものは、カラオケの機械と理屈は同じで(もちろん音楽は出ませんが)、マイクで声や音を拾い、本体(アンプ)で増幅し、スピーカーから増幅された音を出します。これを小さくコンパクトにした物が補聴器と考えて下さい。
このマイク、アンプ、スピーカーの形や性能が、実にたくさんの種類が有り、これらを組み替える事によってさまざまな形、性能の補聴器があるわけです。
何百種類の補聴器が存在し、すべてが違った性能を持っており、その中から装用者にとって最適な補聴器を選択しなければいけません。

ただ、補聴器は遠くなってしまった、聞き取りにくくなってしまった耳を治す事は出来ません。耳そのものを若い頃のように戻す事は出来ません。
補聴器は先ほど説明したように、声を聞き取りやすく増幅し、スピーカーから音や声を出し、聞き取りやすくお手伝いをする機器なので、スピーカーから出てきた声を聞き取る、聞き分けるのは、ご自身の耳、聴覚です。
この事を絶対忘れないで下さい。



2:誰でも聞こえるようになるの?


私は、誰でも多かれ少なかれ、現状の聞こえより向上する事は間違いないと考えております。
では、補聴器を使ってどこまで聞こえるようになるかと言われますと、これは個人それぞれの聞こえの程度と、障害の部分が違いますので、詳しく調べてみないと一概には言えません。
補聴器を使って健常者とほとんど変わらないくらいまで聞き取れる方もいれば、どんなに高性能な補聴器を使用しても、あまり効果が現れない方もいます。
現状の聞こえ具合と、補聴器装用後の聞こえ具合を比較すれば、どれだけ聞き取りが向上したか、補聴器の効果がよく分かると思います。



3:値段の違いは?


値段の基本は、形と操作方法によって違いがあります。

まずは形ですが、基本的に3種類です。
箱型(ポケット型)、耳かけ型、耳あな型の3種類です。

それと手間、使い勝手、操作方法の違いでも値段が違ってきます。
これは性能の違いともいえますが、補聴器にはテレビやラジオのようにボリュームなどの調整器が付いており、話し相手の声の大きさや周りの環境にあわせて自分で調整を行わなければいけない補聴器と、 その調整を補聴器が自動的に調整してくれる全自動補聴器とがあり、そのどちらかでも値段が違います。
もちろん例外も特殊な補聴器もありますが、基本は上記の通りです。



4:見えない補聴器ってあるの?
広告やカタログ等でよく見かける言葉ですが、どこから見ても絶対に見えないかと言われれば難しいかもしれません。
しかし、小型で補聴器の大部分が耳の穴に入ってしまい、外見からはほとんど見えない物はあります。
耳たぶが隠れるくらいに髪の毛を伸ばされている方は、まず、外から見える事はありませんし、気づかれることもないでしょう。
下の画像の補聴器が、耳あな型で最小の補聴器です。

ただし、ご注意頂きたいのは、個人個人の耳の形や大きさが違いますので同じタイプの補聴器でも多少の違いはあります。
出来上がってきた補聴器の大きさや、はめたときの見え具合に、個人差は必ずあります。



5:補聴器を使ってうまく聞き取るには?


補聴器を使ってうまく聞き取るには、
・ 補聴器の性能
耳の聞こえ具合(聴力)と補聴器の性能特性が合っている事。
・ 補聴器のボリューム調節が適切であること
ボリュームを大きくすことと、言葉がはっきり聞こえかは別問題です。 大きすぎず、小さすぎずが一番適切です
・ 話し相手の口元や顔をよく見る。
ことが大切です。

それでも聞き取りにくい時は
・ 話し相手に近づく。
・ 話し相手に、声の大きさは普通で、ゆっくり、はっきりしゃべってもらう。

以上の点に注意したうえで補聴器を装用すると、聞き取りやすくなります。 周りの雑音や騒音が多いところでは、特にこの点を注意してください。
繰り返しますが、ボリュームを大きくしすぎると、かえって、聞き取りにくくなることがあります。くれぐれもご注意を!



6:神経性の難聴には、補聴器はダメなの?

難聴の方、補聴器を装用されている方の9割くらいの方は、神経性の難聴です。したがって、補聴器のほとんども、神経性難聴を対象に作られております。
神経性難聴といっても、難聴の程度や障害の部位は人それぞれ違います。他の質問の回答にも書いておりますが、補聴器を使ってどこまで聞こえが良くなるかも、人それぞれ違います.
補聴器を使って、健聴者とあまり変わらない程度まで聞こえる方もいれば、少ししか聞こえが良くならない方もいらっしゃいます。
神経性難聴の方もどなたでも、多かれ少なかれ、聞こえが向上することは、間違いないと考えております。



7:使用するときの注意点は?


耳の聞こえ具合と使用目的にあった、使用者にとって最適の補聴器を選びましょう。
ぜひ信頼のおける認定補聴器専門店の認定補聴器技能者と、よくご相談の上お選びください。

補聴器の調整は、補聴器店で耳の聞こえ具合に合わせて、理論的に行いますが、皆が皆、が理論通りの調整でうまくいくとは限りません。
ここが補聴器の難しいところですが、装用者個人の好みによって、快適さが左右されてしまうのです。
実際使用したうえで、装用者好みの調整になるよう、繰り返し繰り返し試行錯誤していくことが重要となります。
補聴器は一度買ったら終わりではなく、自分好みに作り上げる過程が必要なのです。

その他、
・補聴器は湿気に弱いので、水がかからないように気をつけ、使用しないときは必ず乾燥ケースの中に入れておいてください。
もし水や雨に濡らしてしまった際は、すぐに拭き取って乾燥ケースに入れ、販売店にご持参下ください。
また、ケース内の乾燥剤も1年に1回は交換しましょう。

・補聴器は小さな精密機械なので、落下させないように、そして紛失しないように気をつけてください。

調子よくお使いの方も年に3〜4回は、補聴器の点検及びクリーニングを受けてください。
補聴器は購入するときも大事ですが、購入した補聴器を、いかにして自分好みの補聴器にするか、どう付き合っていくかが重要です。



8:デジタル補聴器、コンピューター補聴器ってなに?

広告等でよく見かける言葉ですが、デジタル補聴器もコンピューター補聴器も同じ物とお考えください。
現在販売されている補聴器のほとんどはデジタル補聴器です。
10年前あたりはアナログとデジタルが混在しておりましたが、今となっては ほぼすべてが「デジタル補聴器」と言えます。
デジタル補聴器とは、補聴器の心臓部分であるアンプがデジタル信号処理によって動作している補聴器です。
そのデジタル信号処理の技術が発達し、さまざまな調整が自動化されたり新たな機能が追加されています。
例をあげれば
・ 音量(ボリューム)調節の自動化
・ 音質調整の細分化
・ ハウリング(ピーピー音)の抑制
・ 大きな音、衝撃音の抑制
・ 人の声と声以外の音の判別機能、精度向上
・ 指向性の精度向上
・ 携帯電話との通信
・ テレビとの通信
など十数年前には考えられないようなことが可能となってきました。



9:雑音が多く困っているが?

まずは、音量(ボリューム)を下げてください。 当然ですが雑音は少なく、小さくなります。
自動式の補聴器をお使いの方は補聴器店に行って調整してもらいましょう。
ついついもっと聞こえるようにとボリュームを大きくしがちになります。必要以上にボリュームを大きくすると声も大きくなりますが、周りの物音や騒音も大きくなります。
これが「雑音が多い」「雑音がうるさい」と言われる状態です。

それでももっと聞きたい時は、話し相手に近づいてください。
雑音、騒音の中で会話をするには、 これしか方法はありません。
健聴者も、雑音や騒音の中で会話をするときは、自然と話し相手に近づいています
環境によっては補聴器だけに頼るのではなく、ご自身の工夫も必要になる場合もあります。
お困りの方はぜひご相談ください。テクニックを伝授いたします。

そうはいうものの、もっと周りの騒音の少ない静かな補聴器はないものか…と思っておられる方は、 デジタル補聴器の
騒音抑制の精度のいい補聴器をお買いになられれば静かにはなります。

ただし、身の周りの物音や騒音が少なくなるということは、自動車の近づいてくる音や電話のベル、玄関のベルなどの、生活上、安全必要な物音も聞こえにくくなるということです。
快適さと安全面の兼ね合いも考えて調整しなければなりません。

結論として、同じ補聴器でも設定や調整のしかたで、ずいぶん声も 騒音も聞こえ方が違ってきます。まずは信頼のおける認定補聴器専門店で、じっくり話し合い、再調整を繰り返し行ってください。



10:大きな声や物音が大きく聞こえすぎて頭にひびくが?


これは、補聴器の出力が、装用者の聞こえの限界(不快域値)以上に大きくなりすぎている状態です。
出力とは、ボリュームの大きさや音量ではなく、補聴器から発生する最大の音の大きさをいいます。
簡単に言えば、どこまで大きな音が鳴るか、です。

たいていの補聴器には、出力制限装置(補聴器の最大出力を抑える装置)が付いておりますので、少々大きい音が鳴っても耳や頭に響かない程度まで調整することが可能です。
ご自身では調整が難しい部分ですので、認定補聴器専門店の認定補聴器技能者に調整してもらってください。

そして調整結果は自分自身で確認してみてください。
簡単な調べ方は、自分で手を強くたたいたり、コップや灰皿を机の上に強く置いたりして、大きな音を出し、その大きな音が頭に響かないか、耳がつらい、うるさくて我慢できないレベルではないか確認してみて下さい。

大きな音や声が大きく聞こえすぎて、耳や頭にひびく補聴器は、聞こえ具合に合っていない典型的な状態と言えます。
早急に対処してください。



11:自分の声が、ひびく、こもるが?


補聴器の耳栓(耳穴式の場合は補聴器本体)を装着すると、耳の穴を塞いでしまいますね。
耳の穴を塞ぐと、自分の声の逃げ道がなくなり、閉塞感、こもる、ひびく・・・と、感じる事が、ほとんどです。。
健聴者でも、耳の穴を指などでギュッとふさいだ状態で、自分で声を出すとこの感覚がすると思います。
補聴器を使用する上で、この状態を完全に無くすことは難しいですが、軽減させることは可能です。
ようは耳栓と耳穴の間に隙間を作ってあげれば楽になるはずです。
隙間をいかにして確保するかは、補聴器技能者とよく相談してみてください。



12:ピーピーといやな音が発生するが?

これは、補聴器の耳栓(耳あな式補聴器の場合は、補聴器本体)と、耳の穴の間にすきまが出来、そこから音が漏れ、漏れた音がもう一度補聴器に入ってしまうことによって起こる現象で「ハウリング」といいます。
手を耳元にもってくると、ピーピー音が発生する事もありますが、これは、耳穴から漏れた音が手に反射しますので、より補聴器に入りやすくなるためです。
カラオケのマイクをスピーカーの近くに持っていくと、ビーッと音が鳴りますが、これと同じことが、補聴器にも起こっているわけです。

耳に補聴器を装用した状態で、ハウリングが発生しないように調整または作成するのが、補聴器技能者の大事な仕事のひとつです。
完璧にハウリングを無くすことはなかなか難しいですが、しょっちゅうハウリングが発生しているような補聴器は耳に合っていないと言えます。
解決策はありますので補聴器技能者とよく相談してみてください。



13:耳栓が抜けてくるが?


耳かけ型などの既製品の栓でよく起こります。耳の穴と栓の形が合っていないことが原因です。
既製のゴム栓(イヤチップ)を使用した補聴器では、今使用しているものより、一回り大きい耳栓に交換し、耳の穴に強く押し込んでください。
それでもだめならもう一回り大きいものに交換してください。

どの大きさのイヤチップに交換しても、しっくりこない場合は既製のゴム栓ではなく、耳の形に合わせて作成する、オーダーメイドの耳型耳栓(イヤモールドといいます)を作ってください。
ちなみに当店では、6000円で作成いたします。

この耳型耳栓にすると、オーダーメイド補聴器のように、とてもぴったり耳の穴におさまり、少々のことでは抜けてきません。はめ心地もいいですよ。
すでに、この耳型耳栓(イヤモールド)を使用しているにもかかわらず、抜けてくる場合は、新しく作成し直しをしてください。

オーダーメイドの耳あな型をお使いの方も作り直しをしないといけないかもしれません
耳の形も何年かすると、多少は変わってくるものです。ぜひ専門店にご相談ください。



14:音量、ボリュームをうまく調整するには?


こちらはボリューム調節をご自分で行う補聴器をお使いの方への回答です。
全自動補聴器やボリュームの無い補聴器は、すべて補聴器技能者が行いますので、よく相談の上調整してもらってください。

ボリューム調節を、うまく正しく行うには下記の点に注意してください。

1:補聴器を耳に装着し、自分で自分の声を聞いてください。

2:自分の声が大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい大きさになるように、ボリュームを調整してください。この時のボリュームが「基準の位置」です。

3:補聴器をつけたときは、まずボリュームを、この「基準の位置」に調整してください。 またボリュームをどこで止めたらいいのか、わからなくなった時も、この「基準の位置」に調節してください。

4:基準の位置でし手の声がどうも小さいと感じれば、ボリュームを少しだけ大きくしてください。
そして用事が終われば、またボリュームを「基準の位置」に戻してください。 補聴器を使っている間は、この作業の繰り返しです。

5:もし話し相手の声が大きい、周りの物音が大きい、うるさい、と感じれば、すぐにボリュームを快適になるまで下げてください。

※あくまでも、声や音が小さい、たよりないと感じるときだけ、少しずつ大きくしてください。
音量、ボリュームを大きくすること(声を大きくすること)と、言葉がはっきり聞こえることは別問題です。
ボリューム調整は「大きすぎず、小さすぎず」一番適切であり、一番聞き取りやすいはずです。

もし、このボリューム操作が上記のように、思うようにできないようであれば、ボリューム調整が自動になった「全自動補聴器」がありますので補聴器技能者にご相談ください。



15:身体障碍者手帳について


これは、身体障害者福祉法、障害者総合支援法という法律で定められており、耳に関しては「聴覚障害」といいます。
両耳の聴力レベルが70デシベル以上、もしくは、一側耳の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳の聴力レベルが50デシベル以上であれば身体障害者に認定され、身体障害者手帳が発行されます。
身体障害者手帳の受付や相談は、各市町村の役所の福祉課などで行っております。
そして、この身体障害者手帳を持っていると、5年に1回補聴器が交付されます。(修理になる場合もあります)
その5年間に故障が起こった時の修理代も役所が負担してくれます。
交付される補聴器は、基本的には、耳かけ型もしくは箱型(ポケット型)です。
しかし場合によっては耳あな型も交付されることもあるようです。
(くわしくは、役所で尋ねてください)

交付されるのは補聴器だけではなく、等級によりますがファックス電話、玄関の呼び鈴を光で知らせてくれる装置、振動式目覚まし時計、火災報知機などの日常生活に必要なものも交付されます。
ただし、すべてにおいて障害者本人及び同居のご家族の所得などにより、ご自分で一部負担しないといけない場合があります。
その他に、身体障害者に認定されますと、給付金、年金、医療助成、福祉サービス、税の減免、JRや私鉄、バス、航空、タクシー等の割引などを受ける制度もあるようです。
年齢、所得、等級によって制限がありますので、すべては受けられないと思います。
詳しいことは、お住まいの市、区役所や役場で、よくご確認くださいませ。



16:早口で話されると何を言っているのかわかりにくいが?

この質問も他の質問と同じような内容の回答になりますので、他の質問も参考にしてください。

この件につきましては、耳がいいとか悪いとか、補聴器の性能がいいとか悪いとか、まったく関係ございません。
早口は誰でも聞き取りにくいものです。もっとゆっくりお話ししてくれるように、お願いしてください。
残念ながら、これしか解決の方法はありません。
しかし、テレビやラジオはそうもいきません。最近のテレビは話すスピードがかなり速くなったように思います、私としても何とかならないものかと思っております。



17:もっとカラフルな補聴器ってないの?

すべての補聴器にあるわけではありませんが、ここ数年でかなりカラフルな物や模様の入った物も出来てきております。
かなりの種類がありますので、くわしくはリンクページもしくは取扱商品ページより、各補聴器メーカーのサイトにてご確認ください。
また、補聴器にシールを貼ったりアレンジをご希望の方もぜひご相談ください。


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